2020-01-01から1年間の記事一覧

令和2年大晦日…1人反省会

大変な年となった令和2年も残すところ数時間である。新型コロナウイルス、経済悪化、自然災害、猛暑…まさに天変地異の多難な年となった。 自己に目を向けるとどうだろう? ここで今年の自分の取った行為を見つめ、1人反省会を行うとする。 良かった点… ステ…

日蓮聖人が描かれている『来襲』を読んで

最近読んだ『来襲』という上下の長編歴史小説を紹介させて頂きます。 著者の箒木蓬生氏が、日蓮聖人のお姿や元寇がいか様に書かれているのか興味があり、購読しましたが、最後は涙なしには読めない、期待以上の小説でありました。 時は鎌倉時代、当時モンゴ…

師走‥走る師とは一体?

令和2年、早くも師走に入りましたね。 新型コロナの感染拡大が止まらず、ついに大阪ではステージ4に当たる赤信号が点灯されました。一体この先どうなるのでしょうか? さて、師が走る12月、師がつく職業は沢山ありますが‥ここで言う師とは、僧侶だそうです。…

京都本山での勉強会に参加した

法縁と言って仏法で繋がる縁、昔の学閥、一門です。即ち縁故の寺の集まりです。当山が属する縁頭本山が京都本山妙覺寺です。 大河ドラマ「麒麟がくる」で毎回のように登場する歴史ある妙覺寺さんは、斎藤道三の出家得度、織田信長が定宿にしていたお寺です。…

緊急事態宣言の解除と甲子園中止に関しての考察

関西三府県で緊急事態宣言解除で一気に収束ムードになってきた。果たしてこんな前のめりで良いのか? 感染者数は確かに減っているが、気の緩みが怖い。 第二波は、秋冬に来るという専門家もいれば、近いうちに来るという見解もある。 でも、社会経済活動をこ…

我慢と自粛警察

コロナ禍の中、緊急事態宣言が延長されました。 引き続き、更なる我慢が強いられます。 我慢という言葉は、元々仏教用語であり、普段私たちが使っている我慢とは意味が異なります。 仏教で慢は、他者と比較して自らおごり高ぶり、過大評価することを言います…

火宅からの救出劇

『法華経』の中には、方便品・譬喩品・法師品・見宝塔品の要文を集めた「欲令衆」というお経があります。 そこでは、お釈迦様が出現された理由が明かされ、唯一お釈迦様だけが私たちを救うことが出来ると説かれます。また多宝如来がこのことを証明されます。…

感謝の気持ち伝える心施とは?

今皆さんが求めているものは何でしょうか? 物、仕事、お金、援助、慈愛、繋がりですか? 今こそ助け合いと施しの精神が必要です。 そんな中で今、命懸けで仕事をされている方々がいます。病院など医療現場で働く医療従事者の方々ではないでしょうか?あちこ…

仏教の三密とは?

面白くないかも知れない面白仏教クイズの配信です https://youtu.be/tPC7-yXt9pA ブログは動画を文章に起こし解説したものです。 いきなり問題です。三密の三つの密をお答えください! 簡単ですね。密閉、密集、密接のことで、新型コロナウイルスの感染を防…

動画配信を始めました!〜今出来ること〜

動画配信を始めました!⏬https://www.youtube.com/watch?v=hwfBmbIr7v8&feature=share コロナの感染者数が日に日に増え、大変な状況になっています。感染者がゼロの都道府県は岩手県だけになりました。 八尾市仏教会の住職ともLINEグループで情報交換、マス…

「釈尊降誕会」〜尊い命に有難う〜

本日、4月8日は「花まつり」と言ってお釈迦様の降誕会です。仏生会、灌仏会、仏生会、浴仏会、龍華会などの別名があります。 なぜ「花まつり」なのかと申しますと、お釈迦様がお生まれになった場所が、色とりどりの花が咲き誇るルンビニ園だったことに由来し…

エイプリルフールと「嘘も方便」?

早くも今日から4月ですね。4月1日と言えばエイプリルフール、嘘をついても良い日と言われますが本当? しかし今、コロナに関する嘘やデマは、閻魔さんに舌を抜かれるレベルの悪業だと思います。 仏教では不妄語戒と言って、嘘をついてはいけないという戒律が…

東日本大震災から9年〜復興五輪なのか?〜

3月11日は東日本大震災から9年の祥月命日だった。 童話作家の宮沢賢治の『雨ニモマケズ』には、苦しんでる人がいるその地に「行って」看病し、助け、声をかける姿が綴られている。 本来なら、この日は現地で祈りを行うべきかも知れなが、叶わず今出来る慰霊…

新型コロナウイルスと三毒 〜心の消毒を〜

新型肺炎コロナウイルスが猛威を振るい、収束の見込みが立っていません。 今まさに世の中は毒に侵されていると言えます。 毒というのはウイルスのことではなく、「貪瞋痴」(とんじんち)と言われる三種の心の毒のことであります。 仏教では三毒と言われ、「…

阪神淡路大震災から25年〜新長田へ〜

あれから四半世紀‥。1月17日、阪神淡路大震災から25年の月日が流れた。 夕刻、私は5年前にも訪れた長田区に向かっていた。 キャンドルが灯されていた新長田駅前広場、皆共に亡くなられた御霊に対し祈りを込めて‥合掌 「大正筋商店街」は地震直後に大規模火事…