2015-01-01から1年間の記事一覧

掃除の大切さ

仏道修行の最も基本で大切なことはと聞かれたら、何とお答えになりますか?お経を読むこと、瀧に打たれること、座禅を組むこと、学問に励むこと、断食などの禁欲生活…?実はそれら何れでもなく、給仕と清掃が挙げられています。日蓮宗の憲法に当たる、宗憲第…

光要山 本照寺 第三十世 法燈継承式を挙行し無事に円成

12月5日、晴天にも恵まれ、境内の紅葉が色づく中で、法燈継承式(入寺式)が厳粛に行われ、当山三十世の住職として御宝前で奉告し、ご参列頂いた多数の御寺院様と檀信徒の皆様の前でお披露目をさせて頂きました。開式にあたっては、大阪市管区信徒青年会の皆…

寺活イベントのテレビ取材

先日、テレビ関係のお仕事をしている知り合いから急に電話があり、担当している番組で寺活を特集して取り上げるので、お願いしたいということで昨日は、関西テレビの「ゆうがたLIVEワンダー」のテレビ取材がありました。近日に開催するイベントの模様を撮ら…

お寺教室「仏様の心に触れる書道」初開催!

本日はまたお寺での新たなイベントが生まれました。「仏様の心に触れる書道 vol.1」を開催し、多くの方々にご参加頂きました。お寺と言えば書道、なぜこれまでこんな素晴らしい講座をしなかったのかと思います。(自画自賛‥笑)毎回課題を決めて書いて行くの…

住職認証式並びに身延山久遠寺参拝報告

10月14日から16日まで山梨方面に行って来ました。遊びに行った訳じゃありませんよ。日蓮宗の総本山身延山久遠寺での住職認証式に出仕するため、檀家さん10名と共に団体参拝旅行を兼ねて行って参りました。 初日は観光し英気を養いました。先ずは観光百選滝部…

お彼岸会の行事で『がん 家族の看病のお話会』

今やガンは2人に1人が患うとも言われ、死因の1位をキープしています。 患者さんは勿論大変ですが、看病するご家族も精神的にも肉体的にも負担がかかります。患者さんだけでなく、そばで看病している人も身も心も大変な状況で、悩み苦しまれている現状があり…

お彼岸と感謝の心

お彼岸ということで、お墓参りに行かれる方も多いかと思われます。三離れと言って、墓離れ、葬式離れ、寺離れと言われつつも、老若男女問わず、お彼岸やお盆に熱心にお墓参りされている姿を見る限りは、それ程感じませんが現実は違うようです。誤解を恐れず…

「お寺で学ぶシリーズ」フルーツアドバイザー・中野瑞樹先生の綿棒ワークが開催された

8月25日は『お寺で学ぶシリーズ』、立体で算数を学ぶ「綿棒ワーク」初級編と中級編が同時並行で行われました。講師は、国際フルーツ協会代表、フルーツアドバイザーの中野瑞樹先生。私も中級編に挑戦し12面体を作りましたが、悪戦苦闘しました。こう見えて中…

盂蘭盆施餓鬼会の行事があった

今日は自坊で盂蘭盆施餓鬼会がありました。 午前中は初盆会施餓鬼法要、有難いことに檀家さんより2月に遷化した先代住職へのご供養もたくさんして頂きました。 そして午後からは、今メディアからも大注目のフルーツアドバイザー、元東大教員の中野瑞樹先生に…

施餓鬼と目連尊者 〜餓鬼道に堕ちた人々を救うには〜

今年の猛暑は、渇いた喉を潤す水の有難さを改めて感じました。人間の命を繋ぐために最も大切なものが水です。 仏教では、三悪道【さんあくどう】の一つ餓鬼道(餓鬼界)に堕ちると、飢渇の苦しみを味わうことになります。 盂蘭盆施餓鬼法要で行う水向供養は…

大阪チャリティー被災地訪問記 〜最終話〜「女川町での出会い」

女川町には初めて足を踏み入れた。女川町と言えば、日本でも有数な漁港と女川原子力発電所が有名である。津波によって甚大な被害のあった地域で、1000人以上の方が亡くなった。人口比では東日本大震災で最も高い死亡率となった。 町の建物も7割が被災したと…

戦後70年、戦没者慰霊供養と平和への祈り

多くの尊い命が失われたあの大戦から、70年の月日が流れました。戦争を知らない私たちは、今の時代に生きていることに感謝し、今後二度と戦争をしてはならないことを願い、誓うことが大事です。そして、それを次世代にも伝えていく責務があると思います。戦…

大阪チャリティー被災地訪問記 〜第5話〜「閖上地区と大川小学校での祈り」

7月18日、西日本を上陸した台風11号による大雨から逃れるように、仙台に向かうことになった。震災以降、仙台空港に降り立つのはこれで7回目。初日は祈りを中心にした行程を組んだ。シンガー泉たくとさんが出来る祈り、僧侶の私が出来る祈りは、形は異なるが…

かつて本照寺の境内にあったご神木がテレビで紹介!

先週、お寺に関西テレビから電話がありました。取材?ではなく、大阪のご神木についての特集をするので協力して欲しいとのことでした。本日、関西テレビ・ゆうがたLIVE ワンダーの中で本照寺が少し紹介されました。かつて本照寺があった谷町7丁目の交差点を…

大阪チャリティー被災地訪問記 〜第4話〜「気仙沼のGround Zero 風の広場でのライブ♪」

今回のツアーは、ほぼ行程表通りに進めることができた。それは、天候に恵まれたということもあったが、メンバー1人1人が力を合わせ動いて頂いたお陰だと思う。特に2日目は、仙台から陸前高田の長距離移動に加え、メインとなった二つのライブの過密スケジュー…

大阪チャリティー被災地訪問記 〜第3話〜 「陸前高田市図書館でのライブ♪」

2日目は仙台市内から陸前高田市まで移動するので朝8時半に集合した。 私とシンガーソングライター泉たくとさんの呼びかけに賛同して頂いたお2人と合わせ4人のメンバーが揃った。これが今回の大阪チャリティーボランティア有志チーム。少数だが、今回は1人1人…

大阪チャリティー被災地訪問記 〜第2話〜 美しい岩井崎と小泉海岸の防潮堤

次に連れて行って頂いた場所は、松林に囲まれた国立公園にも指摘されている美しい岩井崎という岬だった。 これまで、震災後気仙沼には5回行かせてもらったが、観光地には行ったことがなく、こんな美しい場所があることを知らなかった。 海に微細物が誕生した…

大阪チャリティー被災地 訪問記 〜第1話〜「気仙沼の防潮堤」

被災地訪問記、普通は初日から順番に書くのが常かも知れないが、今回は敢えて最終日から綴って行こうと思う。 7月20日、気仙沼プラザホテルで朝を迎えた。その日が今回東北応援ツアーの最終日。旅の最終日というのは大抵、やっと帰れると思うか、まだ帰りた…

お寺で三つのイベント 〜綿棒ワーク、フルーツクッキング、ヨガ〜

7月12日、綿棒ワーク、フルーツクッキング、楽らくお寺ヨガの3つのイベントをさせて頂きました。有難いことに、会場となった檀信徒会館が満席になるくらい多くの方にご参加頂きました。主催イベントでこんなにたくさんの参加者が集まったのは昨年まで開催し…

楽らくお寺ヨガからフルーツヨガイベントへ

今日は久々にお寺で「楽らくお寺ヨガ」があり、初参加の方を含め6名ものご参加がありました。私自身も最近、運動不足にお酒を嗜む機会も多かったので体力面が気になっておりました。益々体も硬くなっているような気もして不安もありました。この楽らくお寺ヨ…

お寺でカルチャー教室再開!

しばらく冬眠していた感のあるお寺でカルチャー教室も本腰入れて行こうと思います!26日の日曜日は、中川美絵先生の「楽らくお寺ヨガ」も再開しました。快晴の日曜日の昼下がり、久しぶりにヨガで身体が鍛えられ心地良かったです。また、昨夜は約一カ月ぶり…

六友会の親睦旅行で鞆の浦に行って来た

日蓮宗宗務所 大阪市管区の第六組、六友会の幹事をさせて頂いている私、4年任期で今年度が最終年度。毎年この時期に恒例の親睦旅行をしているが、今年は広島県福山市の鞆の浦に決めさせてもらった。妻の実家が福山市で、正月に帰った際に下見し、旅行会社と…

住職の遷化から二週間

無常が世の常であることは仏教を学んでいる私にとって充分に理解しているつもりだった。 生きとし生けるもの、いつか死を迎えるという定めも含めて…。だが突然死が自分の親の身の上に起こるとは思いもよらなかった。 2月1日から二週間が過ぎた。更新がピタリ…

デイサービスセンターを訪問 〜大切な活動〜

昨日は豊中市の庄本にある老人デイサービスセンターにシンガーソングライターの泉たくとさんと訪問しました。彼は数カ所のデイサービスセンターの施設で継続してボランティアライブをされています。今後、地元でもこのような社会活動ができないか、活動の幅…

お寺で初講と新年会

11日はお寺で初講があり数名の檀信徒が集いました。 講とは同じ信仰を持つ人々の集まり、お経を講じる法会、儀式という意味で使われています。 歴史を紐解くと、平安時代に仏典を読み研鑽する僧の集団や仏事を指して呼んでいたそうです。初講とは年が明けて…