76年目の沖縄慰霊の日

今日6月23日は76年目の「沖縄慰霊の日」である。

沖縄県民だけではなく全国民にとっての祈りの日であると思う。


沖縄戦は、太平洋戦争末期に米軍が上陸、激しい地上戦の中、約20万人が戦死した。多くの住民が戦闘に巻き込まれ、沖縄県民の4人に1人が亡くなったと言われている。


拙僧は、2016年個人的に糸満市を訪れ祈りと慰霊の旅をした。日本人として知っておくべき悲しみの歴史が沢山あることを知り学んだ。


特に糸満市など南部は沖縄戦の激戦地で未だに犠牲者のご遺骨が多く眠っている地でもある。


当地の土砂を辺野古移設の埋め立てに使う計画が進んでいて、戦没者を二度殺すことだと怒りの声が上がっている。


反対運動の声を無視して、新基地工事の埋め立てを進めようするのは悲しいとしか言いようがない。


平和と安穏が訪れることを…合掌

 

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江戸時代の過去帳からの気付き

先日、お寺のHPから問い合わせがあり、明治初期に亡くなったご先祖が当山に祀られているかも知れないので調べて欲しいとのご依頼であった。

 

昔の過去帳を紐解き調査、江戸期のものから明治、大正までしっかり残されていた。

 

残念ながら、依頼者が探しておられる方の戒名は見つからなかったが、新たなる発見や気付きとなった。引き続き調査を継続したいと思う。

 

所で当山の江戸時代後期の過去帳には、〇〇屋という屋号が随所に見られる。

中には今も続いている檀家さんと思われる屋号もあった。

 

姓の歴史について興味があり調べると、当時は苗字の公称が禁じられていた一般庶民だが、特に大阪などは商人が多く、他の地域とも交流することが多い家は名前だけでは不都合なこともあり、便宜的に屋号を名乗るようになったそうだ。

 

あと特筆すべきは、現在より圧倒的に多いのは水子や嬰児、孩児の戒名であった。

 

政策、文化、医療体制や平均寿命、様々な歴史的背景が過去帳を見れば良く分かる。

 

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朝勤中に突然大きな音が…

朝のお勤め中に突然大きな音がしたと思ったら瓔珞の一部が落下…

よく見ると一連が根本から欠落して全て落下していた。
単なる老朽化か?

大きな地震でも起こったら…

放置は危険なので金曜日に仏壇屋さんに来て見てもらう。

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本の紹介〜小説『日蓮』を読んで〜

佐藤賢一著、小説『日蓮』読了!

 

直木賞作家、佐藤賢一氏による著書で、日蓮宗からの推薦書籍でもあります。

 

日蓮聖人降誕800年を記念し発行されたこの一冊は、何と発行日が本年二月十六日の聖日になっています。

 

立教開宗から身延入山後までの激動の半生、数々の法難に遭遇する中、法華経の行者として立ち向かうお姿は、臨場感に溢れる内容となっています。

 

教師の読者にとっては、色々な感じ方があるかも知れませんが、あくまで小説ということで読み進めると良いかと思います。

 

本書の中で『法華経』や日蓮聖人の御遺文にも随所に触れることができ、魂のこもった渾身の一冊だと感じました。

 

小説『日蓮佐藤賢一著 (新潮社発行)

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今年は対策を講じながら行った大切な恒例行事

本照寺では毎年この時期に歴代上人開山会並びに永代施餓鬼法要を行っております。
昨年はコロナの影響で無参詣で行いましたが、今年は何とか感染対策を講じ縮小しながらも開催することが出来ました。昨日は梅雨の晴れ間で天候にも恵まれました。

 

永禄元年(一五五八年)の開創以来、長きにわたり教えを伝え、尽力頂いた歴代上人とご先祖に感謝の気持ちを表す大切な法要が当行事です。

 

菩提寺とは先祖のお墓やお位牌が祀られている場所のみならず、信仰の拠り所となる聖地、仏道修行を行い功徳を積む場所でもあります。

 

菩提寺の本堂は、ご家庭で祀られているお仏壇、更には日蓮宗の総本山である身延山久遠寺と一つに繋がっているのです。そのことを思い仏壇であっても本堂であっても変わらず報恩感謝の誠を捧げることが大切です。

 

コロナ禍による不安な世で、心に余裕がなくなり、自己中心的な考えに陥り、排他的になることもあるでしょう。こんな世の中だからこそ、広く他者に施す行い、手を差し伸べる優しさが大切です。

 

お釈迦様の慈悲の功徳が抱合されているのがお題目です。供養で共に養うのは他者を思いやる気持ちであります。お題目を信じ唱える姿は、お釈迦様の慈悲心の表れであり、供養の姿でもあります。

信じましょう!祈りましょう!

全ての人々の幸せが実現することを…

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あれから10年の3月11日「祈りの日」

11日は東日本大震災から10年、全国様々な場所で追悼式や法要、黙祷が行われました。

 

「10年節目である」仰る方もいますが、大切な亡き方に思いを捧げる日、感謝の気持ちを届ける日、私は総じて「祈りの日」だと思っています。

10年の節目だから、年忌に当たる年だからではなく、年に一度祥月命日を迎え、月に一度月命日を迎えます。どれも大切な祈りを捧げる日です。


現地に赴き法要を行うのが本意ではありましたが、大阪の自坊より、大震災追悼法要と併せて、1月23日に亡くなられた、お世話になった気仙沼「森のコテージ」オーナーの伊藤雄一郎さんの四十九日忌の法要を行いました。

 

撮影した法要の動画を岩手、宮城、福島の大切な方にもお届けさせて頂きました。そして伊藤さんにも…

 

「涙が止まらないと…」

その一雫の涙は供養の涙であり、仏様に成れる大切な慈悲の心の涙なんだと思います。

 

ありがとう…

南無妙法蓮華経 合掌

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1年後の世界 〜人間の心や行動が反映された結果〜

国内での初感染が確認されてからちょうど1年が経った。

ちょうど1年前は、多くの方々のご協力の元、自坊で終活に関するイベント『ゆいごん白書®️作成講座』を開催し、3社の新聞社より取材もして頂き、盛り上がった。まさか一年後、このような世情になっているとは想像だにしなかった。

 

下旬に開催された私が幹事&司会をした宗門の新年会では、最後の締めで「変な風邪が流行っているのでお気を付けください」とウケ狙いで締め括ると、笑いが飛び交った。

昨年1月は、まさか日本に限って感染症など広まることはないという楽観視が一連の行動で伺える。

 

もはや誰が感染してもおかしくない。自分や身近な人が感染することも想定内だ。
そんな中、差別や偏見はあってはならない。誰も悪くない。

だったら憎むべきはコロナだと、新型コロナウィルスこそ悪の根源とされているが、元々人間の欲望から生み出されたウイルスと言っても過言ではない。

 

あらゆる人間の心や行動が反映された結果が国土の盛衰・環境となってあらわれているのだ。

物事や事象を善か悪かで括るのではなく、善悪別のものではなく、無差別の一理に帰着するのが仏法である。全てはお釈迦様の救済の世界にある。

 

「冬は必ず春となる」

今から1年後は、1年前は考えられなかったと言える世が訪れることをお祈りする。

 

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