4月8日、花祭りで合掌し平和を祈る!

今日、4月8日は釈尊降誕会、お釈迦様の誕生日とされています。

花祭り灌仏会など言われる行事をされるお寺も多くあり、誕生仏を安置し、花御堂を設え法要を行います。誕生仏に合掌し、感謝を捧げ、甘茶を注ぎます。

 

合掌は、感謝や敬いの気持ちの表れでもありますが、無抵抗の絶対平和の表れでもあります。

 

左右の手のひらを合わせることで、武器を手にすることも拳を握ることも出来ないからです。

更に両手のシワを合わせることで幸せになるとか… 

 

世界に目を向けますと、現在ロシアによるウクライナ侵攻は益々酷い状況となり、兵士だけではなく、武器を持たない多くの民間人の命も奪われています。いかなる理由があろうとも、暴力、武力行使は許されないもので強く避難します。

 

お釈迦様がお生まれになって、すぐに発した有名な言葉、「天上天下唯我独尊」とは、この世でたった一つの1人1人の命の尊さをご教示されていると解釈する方もいます。

 

1人1人の尊い命に合掌することで、争いや暴力はなくなるはずです。

 

今日4月8日の花祭りは、平和を祈り、合掌する日もあります。合掌

 

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人類は二度と同じ悲劇を繰り返してはならない

「平和の祭典」オリンピック、その特徴としては「スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する」ことが目的に掲げられる。


平和の祭典であったはずの北京オリンピックが終わった途端に、ロシアがウクライナに軍事攻撃を開始した。


国際社会の警告を無視した明らかに侵略行為という暴挙である。
プーチン大統領は、「侵略はやむを得ない」とウクライナへの攻撃を正当化している。侵略戦争、暴力行為に大義名分はない。


国力の差は明白であり、大国が傀儡政権を実行しようと小国を攻めるのは愚行極まりない。


今から2500年前、釈迦族(釈迦国)は、お釈迦様が晩年の時期に、理不尽な理由により、隣国コーサラ国の大軍に攻められ滅亡したとされる。


地獄を見た20世紀の第二次世界大戦、人類は二度と同じ悲劇を繰り返してはいけないはずだ。

 

世界平和を心よりお祈りします。

 合掌 南無妙法蓮華経

阪神淡路大震災から27年…

今日1月17日は阪神淡路大震災から27年の祥月命日…27年前、私は東京にいた。
朝起きてテレビを付けると神戸と大阪市内の上空からの中継が画面に映っていた。炎が上がり大変なことに…
大阪の実家に電話をするも中々繋がらない。


大学からの帰宅後、夕方になって家族の無事は確認が取れたが、死者数がどんどん増え甚大な被害の様相が分かって来る。長田区など神戸周辺が大変なことになっている事が分かった。

 


春休み、自坊がある大阪に帰省、今は亡き先代住職と在住の檀家さんの自宅へお見舞いへ行った日が3月9日、当日のことが日記に記されていた。


行ける所まで電車に乗り、途中でタクシーに乗り神戸へ向かう。窓から目に映る光景が急に変貌する。更に道路を隔て山側と海側の被災の違いに驚いた。
傾いた檀家さんのご自宅、ご家族無事で何より。
我々の訪問にすごく喜ばれていたIさんも、昨年91歳の天寿を全うされた。


今日は自坊で法要、卒塔婆を建立し、6434名の御霊に合掌し祈りを捧げた。南無妙法蓮華経

 

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写真は2年前に訪れた新長田駅前広場で…

 

 

令和4年初講での挨拶「光と影」

今日は今年の初行事、初講がありました。

初講(はつこう)とは、同一の信仰を持つ人々が集って仏典を年始に初めて講じること、読誦会を行うこと、初の仏事、法会、儀式であります。


元来は「講義」「講読」の「講」であり、平安時代に仏典を講読・研究する僧の集団を指すものでした。お講と呼ばれ、現代に至ります。

 

年頭の挨拶では、調べた干支の巡りから、堕落と成長の両極端の動きがある年であるとお伝えしました。 

 

堕落も人生なら成長も人生、堕落あっての成長があります。逆に成長の先に堕落が待ち受けていることもあります。

 

幸せと辛いの漢字はよく似ています。似て非なるものと言っても良いでしょう。
しかし、ある一つのことがきっかけでどちらにも変わるのが人生であります。

 

影が目に映ることは光があるから、また光があるから影があるように、この世の有り様は表裏が一体となり成り立っています。

 

日の目を見、極光を浴びる人がいる反面、陰の力、縁の下、裏方が引き立て役として実は大切な役割だったりします。

白黒、善悪で物事を見て、決め付けてはならないのが仏教の教えです。

 

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令和4年新年のご挨拶 〜元日と元旦〜

新年明けましておめでとうございます。
旧年中はお世話になり有難うございました。
本年もよろしくお願い致します。


ご存知、1月1日を元日、元日の朝を元旦と言いますが、日の下の「一」の文字は地平線を表しているそうです。まさに地平線から太陽が昇り行くサンライズ!初日の出の有難い姿ですね!


日蓮宗の食法の冒頭には、「天の三光に身を温め
地の五穀に精神(たましい)を養う。皆これ本仏の慈悲なり…」とあります。


三光とは、太陽と月と星、具体的には日天子・月天子・明星天子三光天子のことであります。


三光天子とは、法華経の「序品第一」でお釈迦さま説法の会座に登場する仏法守護の神であり、後には、法華経行者の守護を誓われた神でもあります。


私、ここ数年元旦のお勤めは、法華経の「序品第一」を最後までお唱えしています。一年の元日、元旦に相応しいと感じるからです。


お釈迦様のお説法が始まろうとしている霊鷲山の会座に菩薩衆、お弟子達、三光天子の神々達が集まり、不思議な奇瑞が起こり、いよいよお説法開始の兆し、舞台が整います。


令和4年が安穏な世となりますように、更に皆様にとって幸多き年となります様お祈り申し上げます。

合掌

 

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令和3年、コロナ禍での良き出会い!

令和3年もあと僅かで終わろうとしている。

 

1月に予定していた先代住職の七回忌が緊急事態宣言発令の為に、家族近くの親族のみで行ったり、昨年に引き続き、宗門や自坊のイベント、行事も中止、縮小を余儀なくされた一年だった💦

お世話になった人の突然の悲しい旅立ちもあった。

 

そんな中でも、この状況下でできることを考え実践したことが良かった。

オンラインでも出来ること‼️

 

英語教師の妻のオンラインレッスンを通じて、かけがえのない出会いがあった。

私も昨年から継続中のお寺のLINEページでの仏教クイズ配信で、登録頂いている方との良きご縁があった。

積極的に一歩踏み出せば、良き出会いとなる!

 


ご縁からグランドピアノをお譲り頂いたことで、ゼロベースから始めたピアノや境内の美化をと思い始めた園芸は私にとっては大きかった。

 

コロナ禍ではあったが良きご縁の一年、お世話になった方々には報恩感謝!合掌

 

新年も皆様にとって良き年になります様に!

 

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露の団姫さんが建てられたお寺で落語観笑!

昨日は、とあるご縁から尼崎市天台宗道心寺様にお参りし、縁日寄席を聴かせて頂きました。落語は観賞ではなく観笑とか…(笑)

 

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住職はテレビやラジオでもご活躍されている落語家の露の団姫さん、今年に建立されたばかりのお寺の本堂には、寄席の舞台があり、毎月3のつく日に数名の噺家さんによる寄席が開催されています。

 

最近出版された(数日前に購入したばかりの)『お寺を建てる!まるこの道心寺物語』(春秋社)にサインを頂き記念撮影!

 

うちが日蓮宗寺院いうことをよくご存知のようで、ご檜舞台の上に掲げてあるのは「法華経の「如来壽量品」の壽です」と仰っていました。

山号は「不軽山」でこちらも、法華経「常不軽菩薩品」からで『法華経』縁のお寺でもあります。

 

人が集う笑いの絶えない斬新的なお寺でした!

 

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