3年振りに訪れた東北被災地 最終日

7月27日(水)

いきなり問題から入ります。
東北第一の都市は仙台市であることは誰もがご存知でしょう。では東北第二の都市はどこでしょう?

私は東北新幹線の停車駅でもある郡山市かなと思っていましたが、答えはいわき市です。


前日にそのいわき市へ移動、そこで横浜から来た同級生住職と合流し、最終日は一緒に観光、その前に今回の目的であったいわき震災伝承みらい館と東日本大震災慰霊碑を訪れました。


震災伝承みらい館は、地震津波に加え原発事故が重なる未曾有の複合災害に見舞われたいわき市の震災の記憶や教訓を風化させず、後の世に伝えていくために建てられた施設であります。

掲げられている「知る」「見る」「触れる」ことは、震災の教訓を未来につなぐ為に欠かせない大切なことです。

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会場には、卒業式の当日に津波被害を受けた中学校のピアノが展示されていました。海水を被り再起不能と思われましたが、調律師方々の尽力により塩害から復活した「奇跡のピアノ」として、演奏会などでも度々奏でられ、癒しと勇気を与えて続けています。

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その後、慰霊碑前で読経供養を行いました。慰霊碑のある豊間地区は巨大地震によって高さ8.5mの津波に襲われ、壊滅的な被害を受けました。家屋が流され多くの方々が亡くなりました。津波いわき市だけで300名近くも亡くならたことを知りました。合掌…

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観光は塩屋埼灯台マリンタワーに上りました。青い空と何とも美しいいわきの大海原、その光景に思わず見惚れてしまいました。

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最後に約800種類もの生物が展示されている水族館「アクアマリン福島」に行きました。潮目がテーマの体験型水族館でもあり、多くの子供たちの笑顔がありました。
当施設は大震災の津波の被害をまともに受け、電気系統の停止により、当時展示されていた9割もの生物が徐々に死滅していったそうです。

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いわき市は海の幸は勿論のこと、ラーメンやスイーツも美味しく、またいつの日か行きたい地となりました。 おわり