「釈尊降誕会」〜尊い命に有難う〜

本日、4月8日は「花まつり」と言ってお釈迦様の降誕会です。仏生会灌仏会仏生会浴仏会龍華会などの別名があります。

 

なぜ「花まつり」なのかと申しますと、お釈迦様がお生まれになった場所が、色とりどりの花が咲き誇るルンビニ園だったことに由来しているそうです。それ故、花まつりの行事では、花御堂をしつらえて仏像を安置します。

 

お釈迦様は生まれてすぐに7歩歩かれ、「天上天下唯我独尊」と発せられました。

この世で私が唯一の尊い存在であるという、お釈迦様の神格化の表れでありますが、衆生に目を向けて、この世で私たち独り独りの存在が尊いと言う解釈もあります。

 

昨日、安倍総理から史上初の非常事態宣言が発令され、東京や大阪などが対象地域となりました。

これまで全く想像だにしなかったことが今まさに起こっており、当たり前に行えたことが出来なくなっています。苦しまれている方も沢山いらっしゃいます。


「有難い」とは、有ることが難しい。滅多にない。得難いものを得るということです。改めて有り難さに気付くこともあろうかと思います。

 

1人1人の命、この世に1つしかない命にも有難うなのです。ですから、自分の命と同じく他者の命も尊いのです。お互いの命を大切にするとで世界が平和になります。安穏になります。
大切な人の命、唯一無二の命を守る為の行動が大切です。

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