仏教の三密とは?
面白くないかも知れない面白仏教クイズの配信です💦 https://youtu.be/tPC7-yXt9pA
ブログは動画を文章に起こし解説したものです。
いきなり問題です。三密の三つの密をお答えください!
簡単ですね。密閉、密集、密接のことで、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、絶対に三密だけは避けて欲しいと政府や自治体は繰り返し呼び掛けています。
今、毎日のように耳にする三密ですが、実は仏教用語であり、取り分け真言密教の教えで、三密加持は有名であります。
仏様の三密と衆生の三密が交わって即身成仏するという教えです。
身口意の三業【さんごう】とは、人間のなす行為を三種類に分類したのもです。
身とは行いで、行者が手に印を結ぶこと。口と真言を唱えること。意とは心に思うことで、本尊を感じることです。
因みに日蓮宗では、解釈が異なり、三業受持と申しまして、身は『法華経』を身を持って実現する色読のこと。口はお題目を唱えること。意は『法華経』への信心のことです。
更に申し述べると、信心は成仏への正しい原因、
色読とお題目を唱える唱題が成仏の正しい行いであると日蓮聖人はご教示されています。
少し専門的な内容になりました。
動画配信を始めました!〜今出来ること〜
動画配信を始めました!⏬https://www.youtube.com/watch?v=hwfBmbIr7v8&feature=share
コロナの感染者数が日に日に増え、大変な状況になっています。感染者がゼロの都道府県は岩手県だけになりました。
八尾市仏教会の住職ともLINEグループで情報交換、マスクをして月参りの読経を行なっているという声も聞かれるようになってきましたので、私も今日からお参りはマスクを付けてお勤めすることにしました。読経は大きな声での発生ですからね。
月回向や法事をお断りされる檀家さんも増えて来ました。
ご自宅での法事は、こちらから、極力お寺若しくは墓前で行って頂くようお願いしています。
本堂は窓を開け換気をし、椅子と椅子の間隔を開けます。
お寺の会館でも法事の後の食事、お斎はなしでお願いします。
僧侶の動きが見えないとの指摘も一部であるようですが、悩み苦しまれている方の元へ行く事は大切ですが、今回ばかりは感染を広げ大切な命を奪い、失う事に繋がり兼ねません。今はお寺や自宅にいるという行いが大切だと思っています。
お寺や家に居ても出来る事は沢山あります。
そこで、この度YouTubeでの配信を始めました。、面白い仏教クイズ、決して面白くはないかも知れませんが‥良かったらご覧になって頂ければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=hwfBmbIr7v8&feature=share
「釈尊降誕会」〜尊い命に有難う〜
本日、4月8日は「花まつり」と言ってお釈迦様の降誕会です。仏生会、灌仏会、仏生会、浴仏会、龍華会などの別名があります。
なぜ「花まつり」なのかと申しますと、お釈迦様がお生まれになった場所が、色とりどりの花が咲き誇るルンビニ園だったことに由来しているそうです。それ故、花まつりの行事では、花御堂をしつらえて仏像を安置します。
お釈迦様は生まれてすぐに7歩歩かれ、「天上天下唯我独尊」と発せられました。
この世で私が唯一の尊い存在であるという、お釈迦様の神格化の表れでありますが、衆生に目を向けて、この世で私たち独り独りの存在が尊いと言う解釈もあります。
昨日、安倍総理から史上初の非常事態宣言が発令され、東京や大阪などが対象地域となりました。
これまで全く想像だにしなかったことが今まさに起こっており、当たり前に行えたことが出来なくなっています。苦しまれている方も沢山いらっしゃいます。
「有難い」とは、有ることが難しい。滅多にない。得難いものを得るということです。改めて有り難さに気付くこともあろうかと思います。
1人1人の命、この世に1つしかない命にも有難うなのです。ですから、自分の命と同じく他者の命も尊いのです。お互いの命を大切にするとで世界が平和になります。安穏になります。
大切な人の命、唯一無二の命を守る為の行動が大切です。
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東日本大震災から9年〜復興五輪なのか?〜
3月11日は東日本大震災から9年の祥月命日だった。
童話作家の宮沢賢治の『雨ニモマケズ』には、苦しんでる人がいるその地に「行って」看病し、助け、声をかける姿が綴られている。
本来なら、この日は現地で祈りを行うべきかも知れなが、叶わず今出来る慰霊供養を自坊で行った。
9年経った今、福島、宮城、岩手の被災三県の復興はどうなのか?
震災後49日目から昨年の7月まで、何度も訪問して来たが、賑わいを取り戻し、人々が安穏に暮らせるようになるのが復興とするなら程遠い‥。特に福島は原発事故があったことで大きく遅れている。
新型コロナウイルス感染拡大している今、開催出来るの?と言われている復興五輪を掲げる東京オリンピック、予定通り聖火リレーが東北の被災地でも行われるようだ。
例えば、福島県双葉町で聖火ランナーが走るコースは、整備された駅周辺とのこと。
帰還困難区域は、9年前から手付かずの街、住宅、学校がある。それらの区域は時間が止まったままの状態である。
復興とは程遠い状態を敢えてテレビカメラには映さないのだろう。
余談だが、先日の3月11日の午後2時46分、被災地で多くの方が目にしたのは架け橋のような美しい虹だった。あの虹を目の当たりにしながら、大切な亡き方を思い出しておられた方も多かったのでは‥。
希望の橋となることを祈る。
新型コロナウイルスと三毒 〜心の消毒を〜
新型肺炎コロナウイルスが猛威を振るい、収束の見込みが立っていません。
今まさに世の中は毒に侵されていると言えます。
毒というのはウイルスのことではなく、「貪瞋痴」(とんじんち)と言われる三種の心の毒のことであります。
仏教では三毒と言われ、「貪=むさぼり」「瞋=いかり」「痴=おろかさ」であります。
これら三つの毒が、私たちを苦しませ、悩ませ、惑わせる根本原因となるのと仏教では説かれています。
取り分け「いかるは地獄」と日蓮聖人も仰るくらいに、怒りの心は、猛毒を人の体内で作り、その猛毒を外に排出し、喧嘩や暴力、果ては戦争を生み出す要因となります。
マスクやトイレットペーパーを貪り、あちこちで喧嘩や愚痴が発生しております。愚かさは物事の道理を知らない無知、すなわち目が見えていない無明であり、迷いの根本原因ともなります。
今まさに国・政府が迷い、多くの人々が貪り、怒っている状況と言えましょう。
コロナウイルスの消毒は勿論のことですが、心の三毒を消毒しなければなりません。
一声かける優しさ、他者への気配り、慈悲の気持ちが世に溢れて行くなら、少しずつ消えて行くはずです。
阪神淡路大震災から25年〜新長田へ〜
あれから四半世紀‥。
1月17日、阪神淡路大震災から25年の月日が流れた。
夕刻、私は5年前にも訪れた長田区に向かっていた。
キャンドルが灯されていた新長田駅前広場、皆共に亡くなられた御霊に対し祈りを込めて‥合掌
「大正筋商店街」は地震直後に大規模火事が起きて、店舗のほとんどが焼けた。
その日、商店街では復興イベントが行われており、お笑いタレントのまっちゃんこと松村邦洋氏のモノマネや、ご当地アイドル?の歌などもあり賑わっていた。
午後5時46分にはお話が中断され、一同が黙祷を行った。
一方で、近くの住商型のビルは5年前に来た時もそうだったが、シャッターが閉まり、人もまばらで寂し気だった。
震災後に建設されたビルや商店街はどれも一見近代的で復興を遂げたようにも見えるが、実際のとことろは復興は道半ばで課題が多くあるようだ。