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AED実践講習を受けた 〜大切な命を救うために〜

もし、あなたの家族や近くにいる人が突然心臓発作に襲われたらどうするだろうか?
的確な判断と勇気ある行動が1人の尊い命を助けること繋がることをお知りおき頂きたいと思う。私は昨年住職である父親を心臓発作で亡くしたので、身に染みてその大切さを感じる。

 

1月27日、日蓮宗大阪市社会教化事業協会主催、AED自動体外式除細動器
)実践講習が北区の本傳寺様であり、実際にAEDを使用した心肺蘇生講習を受けた。
AEDは殆んどの方が耳にしたことがあると思うが、設置場所や使用の仕方をご存知の方はどれくらいいらっしゃるだろうか?

 

平成27年版の新しいデータによると、心臓発作症例時において救急車到着まで何もしなかった場合、生存率8.4%、胸骨圧迫を実施した場合は15.4%、胸骨圧迫に加えAEDを使用した場合は何と50.4%まで生存率が上がるという驚くべきデータがある。

 

国内では119番通報から、救急隊員が到着するまで平均8.6分かかるが、その間に救命措置をするかしないかで生死を分けると言っても過言ではない。

さらに1分経過するごとに生存率は7%から10%低下するというデータがある。疾病者が倒れている場所に一刻でも早くAEDを運び、装着し電気ショックを行うことが重要であるかが分かる。できれば5分以内の電気ショックが望ましいとされる。たとえ命は助かったとしても脳死など植物状態になってしまうこともある。脳の細胞は一度死ぬと元戻らないそうだ。

 

実践講習では、人形を使い実際心臓発作が起こったことを想定しながら実習した。
その前にAEDは痙攣している心臓を電気ショックにより一旦止めリセットする働きが特色だということを学んだ。

 

先ず声をかけ、肩をたたき反応を確認する。直ちに救助の要請をするが、その際「誰かお願いします」ではなく、119番通報担当者やAEDの手配担当者など「〇〇さんお願いします」と指名をしてお願いする。


救急車が到着するまでの間、両手で、胸骨の真ん中部分に体重をかけ胸骨圧迫を行う。その際「強く、速く、絶え間なく」がポイント。思ったより力が要るしハードなので、交代できる人がいれば助かる。命を救うことが第一優先なので例え胸骨が折れたって構わない。

 

AEDが到着次第直ぐに装着し、電気ショックボタンを押すが、その間にも胸骨圧迫は続けなければならない。キャノンマーケティングジャパンさんの取り扱いのAEDだったが、音声ガイダンスにサークルアイコンが表示され、指示が出るので誰でも安心して使える。


もし、正常な心臓の人にAEDを使った場合も自動で働かないようになっている。また、悪意や重過失がない限り、救急蘇生法の実施者が救急患者などから責任を問われないよう刑法でも守られているので躊躇せず、救助活動をと仰っておられた。1人の命を救おうとされている方に賞賛と感謝の気持ちを表すことはあっても、責任を問わせることはあってはならないと思う。

尚、AEDは玄関や入口など普段から目に入る分かりやい場所に設置することが大切で、近隣住民などにも設置場所を周知してもらうことが肝要である。

お寺も行事や墓参りなど人が集まる場所なのでAEDがあればと思う。お寺こそ大切な救済活動の担い手となる存在なのではないかと思う。意識の高い理解者が増え、助成や寄進者が増えれば必然的に設置場所も増えるだろう。自分や身内だけが助かりたいだけではなく多くの人を助けたいという大乗仏教法華経の精神を忘れてはならない。


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