大阪朗門会 研修参拝旅行2日目「法性寺」「安国論寺」

  大阪朗門会研修参拝旅行2日目、朝から京浜急行で鎌倉方面に移動した。

逗子市にある猿畠山法性寺は、松葉ヶ谷法難【まつばがやつほうなん】の際に日蓮聖人が白猿に導かれ避難したと伝えられている場所で、身を隠し潜まれたと言われる洞窟もある。そこでは、お猿畠と言われる所以を知ることができる。

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 松葉ヶ谷とは、鎌倉市大町の名越に含まれる一地域名で、日蓮聖人が草庵を構えた場所で鎌倉での布教活動の起居となった場所である。

 その草庵で書かれた『立正安国論』を前執権の北条時頼に提出されたことで、反感を持った念仏者達によって草庵が襲撃、焼き討ちされた事件。日蓮聖人の四大法難の1つに数えられる。

我々は奥の院にある日朗上人の御廟所で参拝した。

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 次に訪れた鎌倉市にある安国論寺は、日蓮聖人が鎌倉に入られた際に修行道場とされ『立正安国論』を書かれた御法窟や、松葉ヶ谷法難の際に一時避難された南面窟があり拝観した。また日朗上人の荼毘所もあり参拝させて頂いた。

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  日蓮聖人、日朗上人の所縁のある場所を実際訪れ、報恩感謝の誠を捧げることができたのは、当研修参拝旅行での最大の目的であったが、更に信心を堅固にし、それぞれの自坊に戻ってから、日々の布教活動をより深めることが求められる。

 

 午後からはフリー時間があり、観光客で賑わう鎌倉小町通りなど自由に散策した。

 

 余談になるが、安国論寺参拝の後、昼食でたまたま訪れた場所が、別荘のような木造の佇まいの鎌倉民家倶楽部 楓さん。ゆっくりくつろげるアットホームな雰囲気だった。

 そこでご主人が作る手作り料理とお酒を堪能し、参拝旅行の良い思い出作りができた。

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おわり