令和元年 東北訪問記 〜花巻市〜

童話作家宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩の中に「行ッテ」という表現が三度出てくる。大変な状況下に置かれた人、不安を抱えた人の所に行って救いの手を差し伸べるという理想の行動が示されている。


まさに『雨ニモマケズ』は、行動の手ほどきとも言え、東日本大震災が起こった当初、私は何度も読み返した。あれから8年4カ月程が経過した。


今回は1人で岩手県を中心とした東北被災地への訪問、花巻空港を始めて利用した。一泊二日という限られた時間の中での動きとなる。

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花巻市と言えば、野球が盛んなイメージがあるが、何と言っても宮沢賢治の故郷である。
空港近くにある宮沢賢治記念館はファンにとっては外せない場所。到着後直ぐに向かった。先ずは童話村へ、賢治の学校で宇宙銀河の世界など宮沢賢治のファンタジー世界を体感。

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熱心な『法華経』信仰者として、多くの作品を世に残し、世界全体の幸福を祈られた宮沢賢治


昼食は隣にある山猫軒というレストランで‥
宮沢賢治の童話、『注文の多い料理店』の山猫軒が再現されたレストランがあったのだ。
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」
山猫に食べられなくて、無事に店から出られて良かった!

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その後、最近前線が開通した釜石自動車道を使い、釜石市へ移動した。