令和4年初講での挨拶「光と影」

今日は今年の初行事、初講がありました。

初講(はつこう)とは、同一の信仰を持つ人々が集って仏典を年始に初めて講じること、読誦会を行うこと、初の仏事、法会、儀式であります。


元来は「講義」「講読」の「講」であり、平安時代に仏典を講読・研究する僧の集団を指すものでした。お講と呼ばれ、現代に至ります。

 

年頭の挨拶では、調べた干支の巡りから、堕落と成長の両極端の動きがある年であるとお伝えしました。 

 

堕落も人生なら成長も人生、堕落あっての成長があります。逆に成長の先に堕落が待ち受けていることもあります。

 

幸せと辛いの漢字はよく似ています。似て非なるものと言っても良いでしょう。
しかし、ある一つのことがきっかけでどちらにも変わるのが人生であります。

 

影が目に映ることは光があるから、また光があるから影があるように、この世の有り様は表裏が一体となり成り立っています。

 

日の目を見、極光を浴びる人がいる反面、陰の力、縁の下、裏方が引き立て役として実は大切な役割だったりします。

白黒、善悪で物事を見て、決め付けてはならないのが仏教の教えです。

 

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