令和4年新年のご挨拶 〜元日と元旦〜
新年明けましておめでとうございます。
旧年中はお世話になり有難うございました。
本年もよろしくお願い致します。
ご存知、1月1日を元日、元日の朝を元旦と言いますが、日の下の「一」の文字は地平線を表しているそうです。まさに地平線から太陽が昇り行くサンライズ!初日の出の有難い姿ですね!
日蓮宗の食法の冒頭には、「天の三光に身を温め
地の五穀に精神(たましい)を養う。皆これ本仏の慈悲なり…」とあります。
三光とは、太陽と月と星、具体的には日天子・月天子・明星天子の三光天子のことであります。
三光天子とは、法華経の「序品第一」でお釈迦さま説法の会座に登場する仏法守護の神であり、後には、法華経行者の守護を誓われた神でもあります。
私、ここ数年元旦のお勤めは、法華経の「序品第一」を最後までお唱えしています。一年の元日、元旦に相応しいと感じるからです。
お釈迦様のお説法が始まろうとしている霊鷲山の会座に菩薩衆、お弟子達、三光天子の神々達が集まり、不思議な奇瑞が起こり、いよいよお説法開始の兆し、舞台が整います。
令和4年が安穏な世となりますように、更に皆様にとって幸多き年となります様お祈り申し上げます。
合掌