秋のお彼岸法要と彼岸花について‼️

昨日は秋のお彼岸のお中日、午後2時からの彼岸会施餓鬼法要は感染拡大防止を考慮し無参詣で開催しました。

それでも、お墓参りは例年よりも多い参詣で、コロナ禍とは関係なく先祖供養を大切にする姿が拝察できました。

 


さて私事、今夏から境内墓地の美化も兼ねて園芸を始めまして、8月に植えた彼岸花の球根がようやく発芽しました。どうやら遅咲きのようで、彼岸花とは言えませんね(笑)。


彼岸花と言えば、秋の彼岸の頃に鮮やかな赤い花を咲かせることでその名がつきました。
リコリスとも呼ばれますが、美しさの反面、生物や小動物も近付かない程の毒花でもあります。


その彼岸花、別名が実に多い花としても有名です。
幽霊花、地獄花、死人花、墓花、葬式花など…なんだか恐ろしいような名のオンパレードですが、昔から墓地によく咲いていることから命名されているそうです。

 

彼岸花は自然に咲かないので、人が故意的に植えたとされます。墓地や畑に多く見られる理由は、小動物などの害獣からお墓や農作物を守る為に、毒花として植えらたそうです。縁起が悪い名ではなく、先人の思いが込められた花でありました。


また、曼珠沙華(マンジュシャケ)とも言われますが、こちらは仏教と大変関わり深いのです。
蔓殊沙華は、サンスクリット語のマンジュシャカが転じたもので、もともとの意味は「赤い花」であり、天上界の花とされます。


法華経』の序品第一には、曼珠沙華などの華が天から降り注ぎ、いよいよ『法華経』を説かれる際の兆しが現れます。お釈迦様への礼賛を表す意味があります。


他にも、花の時に葉を見ず、葉の時に花を見ない珍しい花で、「葉見ず花見ず」とも言われます。


沢山あり過ぎて語り尽くせません…(汗)


彼岸花の写真はイメージです↓

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