仏教から社会を読み説く〜スリランカの連続爆破テロ〜
スリランカの教会やホテルで起きた連続爆破テロから1週間が経過した。
卑劣な悪業によって日本人1人を含む253名もの尊い命が失われた。先ず持って亡くなられた一切の犠牲者に対してご冥福をお祈りする。
今回のテロはIS組織が犯行に絡んでいると見られる。ISはシリア、イラクにおいて制圧されたとの報道があったが、残党がスリランカに帰郷していたようで、今では南アジアや東南アジアでテロが起こりうるとの事だ。
スリランカと言えば仏教国でもあり、仏教徒との対立もテロの要因となっているようだ。
宗教対話ではなく、テロという無差別暴力に走ることがどれだけ愚かなことであるか‥。
ニュージーランドのクライストチャーチで最近起こったモスクでのテロの報復だったとの報道もあるようだ。
お釈迦様は、最も戦争、殺戮、暴力を嫌った。
相手が罵声や暴力で訴えてきても、スルーしいちいち反応しないよう教示しておられる。
売られた喧嘩は決して買わないのだ。
例えば、相手からの贈り物を受け取らなかったら、それは相手の物となる。
同様に悪口を浴びせられても受け止めなければ、吐いた相手が自分で受け止めることになるのだ。
テロが起こらない世の中を心より祈る。