星祭りと妙見さん

2月4日は、当山で星祭りの行事があり、寒さ厳しい中を多くの檀信徒方々が参詣されました。

星祭りは、節分を中心に各寺院で行われますが、一年の無事を祈る法会で星供養会とも言われます。

 

元々は中国の道教で難を払う祭儀で、平安時代真言密教を中心にお寺でも行われるようになりました。また宮中の行事にも取り入れられていたそうです。

 

星祭りでの祈りの対象ですが、関西中心に妙見さんと親しまれている妙見菩薩が祀られることが多いようです。しかしご本尊、ご本仏が中心にあっての妙見菩薩であることをお知りおきください。

 

妙見菩薩は、北極星、北斗七星が 神格化され、北辰妙見菩薩妙見尊星王とも呼ばれる天界の善神で、海上守護や武運長久など、様々な守護神として広く崇拝されてきました。

 

また眼病平癒の神として有名な理由は、「妙見」とは妙なる見識、見極める力であり、優れた視力に加え、善悪や真理を見通す能力が備わっているからであります。参拝者の信心の浅い深いも、妙見さんはすぐに見通されることでしょう!

 

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