「花音祭vol.2」を振り返って 第2話

桜は満開よりも散りかけが美しいとの言われ方もします。毎年見慣れているはずの私ですが、この日は前夜の雨風にも耐え残った生命力のある桜の花が一際美しく見えました。

慰霊法要の後は、特別出演として横浜から来て頂いた「夢は叶うプロジェクト」代表でシンガーソングライターの灯織さんの登場です。まず当プロジェクトの支援活動の説明をプロジェクターを使って丁寧にして頂きました。

彼女の言葉にもあったように「誰もが夢を持ってほしい、夢を叶えてほしい」という強い思いを胸に、音楽をキーワードに被災地の音楽家を志す学生さんたちに支援をされております。
昨年8月には気仙沼の本吉響高校吹奏楽部の生徒さん4人を招待し、神奈川フィルハーモニー管弦楽団協力のレッスン体験や神奈川県の高校生との合同コンサートなど観光も含め様々な体験をしてもらったとのこと。そして今年も8月25日から28日に神奈川に招待予定とのことです。

その後「あわ歌」という曲を美しい歌声で歌って頂きました。イザナミイザナギが言葉の乱れや陽と陰のバランスを整える為に用いられたというメッセージ性のある曲でした。それは昨年急逝されたお姉さん的存在だった女性シンガーから「神様の歌」として引き継ぐことになり歌われるようになったという曲。私も灯織さんから昨年横浜でのイベントの際に紹介頂いた少しお話させて頂いた女性シンガーだったのです。

続いて大阪ゴスペル有志の皆さんの登場です。
今回は3つの要望全てに応えて頂いたメンバーだけが、ここに集った14名であるというリーダーの矢野久志さんからの紹介。それは日程、イベントの開催趣旨、そして久志さんの「ワガママ」だったそうです(笑)。
一曲目は横須賀からお越し頂いたジョイフルファミリー4名の有志の皆さんとのジョイントでした。南三陸町の復興市や仮設住宅で歌われるなど支援活動もされているとの紹介がありました。

またリードボーカルもされた森さんのゴスペルや曲の説明も分かりやすかったです。

僧侶による大法要でもこんな人数滅多に集まらない。堂内に歌声が響渡りさすがに迫力がありました。さぞ、一番高い位置から見守って下さっている仏様も喜んで聴いておられたのでは?えっ、違う?(笑)

まさに私が望む宗教を超越したチャリティーコンサート♪ 
大丈夫です。例え宗門からにらまれても信念を持って開催しているので構いません(笑)。

つづく

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