今年は対策を講じながら行った大切な恒例行事

本照寺では毎年この時期に歴代上人開山会並びに永代施餓鬼法要を行っております。
昨年はコロナの影響で無参詣で行いましたが、今年は何とか感染対策を講じ縮小しながらも開催することが出来ました。昨日は梅雨の晴れ間で天候にも恵まれました。

 

永禄元年(一五五八年)の開創以来、長きにわたり教えを伝え、尽力頂いた歴代上人とご先祖に感謝の気持ちを表す大切な法要が当行事です。

 

菩提寺とは先祖のお墓やお位牌が祀られている場所のみならず、信仰の拠り所となる聖地、仏道修行を行い功徳を積む場所でもあります。

 

菩提寺の本堂は、ご家庭で祀られているお仏壇、更には日蓮宗の総本山である身延山久遠寺と一つに繋がっているのです。そのことを思い仏壇であっても本堂であっても変わらず報恩感謝の誠を捧げることが大切です。

 

コロナ禍による不安な世で、心に余裕がなくなり、自己中心的な考えに陥り、排他的になることもあるでしょう。こんな世の中だからこそ、広く他者に施す行い、手を差し伸べる優しさが大切です。

 

お釈迦様の慈悲の功徳が抱合されているのがお題目です。供養で共に養うのは他者を思いやる気持ちであります。お題目を信じ唱える姿は、お釈迦様の慈悲心の表れであり、供養の姿でもあります。

信じましょう!祈りましょう!

全ての人々の幸せが実現することを…

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