令和元年 東北訪問記 〜大船渡市、気仙沼市〜

宿泊は大船渡プラザホテル、元々当ホテルは大船渡で最も津波被害の大きかった場所にあって、三階まで浸水し大きな被害を受けた。その後、急ピッチで復旧し再開された。私は2012年、2014年には旧プラザホテルに泊まった。

そして2016年に別の場所に移転し、リニューアルされた大船渡プラザホテルが完成、昨年に続き今回も選んだ。2012年にはホテル周辺には殆ど何もなかったが、今ではホテルの周辺に復興市街地として飲食店などが並ぶ。

夜は周辺のバーで、楽しい時間を過ごさせてもらった。

f:id:m-eishumonk59:20190710204757j:image

翌日は午前中に陸前高田市立図書館を訪問後、気仙沼に向かった。
気仙沼森のコテージを訪問、オーナーの伊藤雄一郎さんと再会、これからの気仙沼、東北全体のことを本気で考えておられる活動家である。

f:id:m-eishumonk59:20190710211321j:image

その後、伊藤氏に教えて頂いた、東日本大震災の記録と津波の災害史が常設展示されているリアスアーク美術館を見学した。

 

2011年3月11日の震災直後から、学芸員が中心となって、約2年間にわたって震災被害記録、調査活動が行われた。その間に撮られた数多くの写真や被災物を中心に展示されている。

写真1枚1枚に綴られた思いのこもったメッセージ、美談や悲劇を取り上げて伝えるテレビ報道などとは異なり、起こったありのままの現実を後世に伝承しようとする意志が伝わってくる。更には防災減災を考えながら、命を守る為の行動が分かる展示だった。

沢山の思いが1つ1つの展示に込められており、言葉では語り尽くせない。

行かれたことない方は、是非足を運び見て感じてもらいたい。
フライトの時間があり、1時間しか滞在できなかったが、全く足りなかったので、また来館しようと思う。

 

今回は1泊2日の限られた時間だったが有意義な訪問となった。行動、継続、忘れない‥

f:id:m-eishumonk59:20190710211353j:image

f:id:m-eishumonk59:20190710211408j:image

f:id:m-eishumonk59:20190710211442j:image