仏教から社会を読み説く「不正とは」

「仏教から社会を読み説く」というテーマで少しずつ書いて行きます!

 

「不正」とは読んで字の如く正しくないことで、正義ではないこと、よこしまなことという意味でも使われる。

今、不正な調査によって政府への信頼が益々揺らいでいる。

 


お釈迦様は八正道という八つの正しい実践徳目を説かれた。

一、正見→正しく道理を見る、観る

一、正思→心しい思惟、正しく考え思うこと

一、正語→偽りのない正しい言葉遣い

一、正業→不正のない正しい行い

一、正命→正しい生活

一、正精進→正しい努力

一、正念→正しい心の落ち着き

一、正定→正しい精神統一

 

これらの実践が、煩悩をなくし、苦しみを滅する方法だと説かれている。

国民の代表者が嘘、偽りの繰り返し、不正を行っている限りは、不安や怒りを増長し、安定した社会からは程遠いだろう。