読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

第2回お寺で読書会開催 〜テーマは直木賞芥川賞受賞作品〜

今日は第2回お寺で読書会がありました。今回のテーマは「直木賞芥川賞受賞作品」でした。
先ずは私のミニ法話からで、今回は「追善供養」について5分程度お話をさせて頂きました。

亡き方がこの世では出来ない善行を行う、人と共に養うことは他者を思う慈悲の心。それが巡って成仏に繋がるというお話‥。

お寺ならではの読書会にしたいので、MCの方にご理解頂きお時間もらっていますが、仏教とは縁遠い方に、分かりやすく伝える話し方が求められ、もっと鍛錬が必要だと改めて感じました。

f:id:m-eishumonk59:20160508232536j:image


読書会ですが、始めにMCの方から直木賞芥川賞についてお話がありました。
大まかに言うと、
直木賞直木三十五賞)とは、中堅ベテラン作家の大衆小説
芥川賞芥川龍之介賞)とは、新人や無名作家の純文学作品
いずれも1935年が初回でした。

芥川賞は必ずしも新人とは言えない作家さんが受賞しており、近年は新人という定義は半ば形骸化しているようです。

今回も様々な作品が紹介され、約90分の中で参加の皆さんから多くのことが学べました。

今回の紹介図書

辻 仁成 著『海峡の光』   第116回 芥川賞

浅井リョウ 著『何者』 第148回直木賞



藤原伊織 著 『テロリストの パラソル』 第114回直木賞

佐木 隆三 著『復讐するは我にあり』第74回直木賞

玄侑宗久 著『中陰の花』   第125回芥川賞

f:id:m-eishumonk59:20160508232633j:image


私の紹介本は『海峡の光』でした。

1997年の第116回芥川賞受賞作である当作品は、函館の少年刑務所が主な舞台。
ということもあり、辻さん自身、函館市栄誉賞も受賞されています。

アマゾンのお気に入りリストに数年前から入れていましたが、今回やっと手に取って読む機会に恵まれました。辻さんの作品は初めて読みましたが、比喩表現が巧みな純文学で引き込まれました。

主人公は刑務所の看守で一人称形式の小説です。
主人公と小学校の同級生だった受刑者が刑務所で再会する。立場の異なる2人の対峙が興味く、心理描写が見事でした。

来月は6月12日午後2時からで『映画化、ドラマ化されたことのある小説』です。