六友会の親睦旅行で鞆の浦に行って来た

日蓮宗宗務所 大阪市管区の第六組、六友会の幹事をさせて頂いている私、4年任期で今年度が最終年度。
毎年この時期に恒例の親睦旅行をしているが、今年は広島県福山市鞆の浦に決めさせてもらった。
妻の実家が福山市で、正月に帰った際に下見し、旅行会社とも打ち合わせをして備えた。

しかし今月1日に、思いもかけぬ、突然住職である父が亡くなった。
周りのお寺さんからは「中止にしたら」とのお声も頂いた。その判断は私に委ねられ、葬儀が終わって考えた結果、開催することに決めた。

昨秋に旅行の行先が決まった時、父も同席していた。私が幹事ということで、それ以来気にかけてくれ調子が良かったら行くこともほのめかした。
父の四七日忌法要が27日にあり、旅行は25日〜26日なので行ける。これは「行って来い」といういう意味なのかなと思った。
最終的に6名の参加となった。

昨日は福山城を見学、城下町福山の歴史を改めて知ることになった。福山駅の目と鼻の先にある福山城は、新幹線のホームからも天守閣が眺められる。
昭和20年の戦火で焼失したが、昭和41年に復元された。南面する城郭は美しく、誇らしげに聳えていた。
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シャトルバスで鞆の浦に移動、宿泊先は景勝館漣亭。
昨日は天候にも恵まれたので散策もしやすかった。そこは瀬戸の美しく穏やかな海と、古い町並みの歴史が凝縮された景勝地と言われる港町。
原作はあの重松清さんの名作で、只今放映されているTBSドラマの『流星ワゴン』のロケ地としても注目を浴び、昨日も多くの観光客の姿が目についた。

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また、坂本龍馬ファンにも見逃せない地でもある。海援隊の船、いろは丸が紀州藩の明光丸と衝突沈没し、引き上げ物が展示されていたり、当時の賠償交渉の様子が分かる。


鞆の浦温泉でリラックスした後は、美味しい海の幸を楽しみながら酒を酌み交わし親睦を深めた。有難いことに師父への献杯をして頂いた。
ご多忙の中、大阪市宗務所の松井所長さんも親睦会にご参加、後挨拶を頂いた。

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