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ドキュメンタリー映画『うたごごろ 2012』上映会&榛葉健監督の講演会に参加

一瞬あの東日本大震災のことが頭をよぎった方も多かったのではないだろうか?
11月22日、長野県北部で大きな地震が発生し多くの負傷者が出た。被災された方には心よりお見舞い申し上げる。

その翌日私は横浜にいた。ご縁があって微力ながら支援させてもらっている南三陸支援チーム「ありがとう」企画の上映会ドキュメンタリー映画「うたごごろ2012年版」& 榛葉健監督の講演会に参加した。会場は本郷台あーすぷらざ。

やはり、あの東日本大震災は伝えなければならないと思う。もちろんこれまで映像等を通じマスメディアによってたくさん報道されてきた。
また、震災に関する小説やドラマ、また漫画や絵画でも描かれ、フィクション、ノンフィクションにかかわらず様々な形で表現されてきた。

私はテレビ等で報道されなくなったことだけが、風化の原因であるとは思わない。
伝える側の伝え方にも要因はあると思われるが、視聴者、受信者側が自らが大切なことに気付かなければならないと思う。

テレビは視聴率のことが常に意識の中にある。スポンサーの存在もある。
多くの視聴者に観てもらおうと感動秘話を作為的に流そうとされる。脚色された映画もこの場面で「泣いてもらおう」、「感動してもらおう」という狙いの元、見せる物としての作品が存在する。
これはごく普通なことであろう。

このドキュメンタリー映画『うたごごろ2012』は被災地の人々の想いを見せ物にすることなく、ありのままが伝えられている。あの大津波の衝撃的なシーンは映像化されることなく…。

主人公の女子高校生から発せられる一言一言が、映像に映し出される表情全てが、ありのままの姿として観るものの心にしっっかりと届く。彼女の両親を想う気持ち、家族の本当の絆が伝わる。
そう言った大切なことに自らが気付ける映画になっている。

海、風、太陽、大地、海鳥たちの鳴き声。
様々な角度から撮られた鉄骨だけが遺る防災対策庁舎。
四季の移り変わりによって様相が変わる佇まい。
映像と共に魂がありのままに音となって心に響くピアノの奏で…。

そのままの諸法実相【しょほうじっそう】が見られる。
諸法実相とは仏教用語で、ありのままの姿、真実のありようである。

テレビ報道では決して伝わらない、他の映画やドラマでは決して感じることができないドキュメンタリー映画「うたごごろ」是非観て欲しい。感じて欲しい。
映画プログラムの見開きに書かれた「いのちは生きる方向に向かうー」
監督に書いていただいた「映画は生きる」
生きる力を与えてくれる映画、人間が好きになれる映画である。

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尚、この映画は榛葉監督が個人の立場で被災地に足を運び、私費でシリーズとして制作されている。よって商業映画と異なり、宣伝に費用はかけられないため、口コミやネットで広げて勧めてもらうことで支えられている。同時に上映会をされる全国の仲間も募集されている。


2014年12月13日(土)

  ~特別企画~「阪神・淡路大震災から20年を前に」
映画 「うたごころ《2012年版》」上映会&監督講演会

http://utagokoro.info/schedule.html