広島訪問 その1
8月20日に広島市で起こった大規模土砂災害は、9月1日現在、死者72人・行方不明者2名(広島県災害対策本部の発表)という甚大な被害をもたらした。
亡くなられた御霊に心よりご冥福と後生善処をお祈りします。また被災された方々にお見舞いを申し上げます。
私実は7月くらいに広島旅行の計画を立てていた。
まさか、訪問予定の同市で、このような大規模な土砂災害が起こるとは思いも寄らなかった。
災害の種類は違えど、被災者立場からの目線で様々な教訓が活かされたと思う。人間に備わる心の温かさを感じた。
8月29日は当初の予定通り広島市に入った。
県内のテレビ放送は、避難所やボランティアの最新情報を逐一テロップで流し、情報収集はしやすかった。
加えて、前日までネットや更には県民の方の声を聞きながら情報収集し、果てして自分に何が出来るのかを考えながら現地に向かった。
これは遠く離れていても出来ることだが、東日本の時と同じように顔が見える支援がしたいという気持ちから直接手渡した。
対応して下さった若い女性職員は、私が記載した住所をご覧になるなりこう仰った。
「遠く大阪から来て頂きありがとうございます」
支援物資は?「お陰様で、全国の方から多くの物資が届けられ感謝しています」
ボランティアは?「只今県内在住の方のみ募集で、一日の定員数があります」
…とのことだった。
ボランティアは、実際に現地で支援活動されている方からの情報によると「ガレキ撤去をしたいと言うボランティアが多くて、200メートル程の長蛇の列をなして、センターも対応し切れずパンクしている」とのことだ。
またラジオからの情報によると、被災者の知り合いなどは個人的に支援、お手伝いをしているなど、様々な情報があるので、行動を起こす場合は情報源と情報内容を吟味することが求められると思った。
自家用車を安佐南区緑井の方に進めた。
つづく