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「リアリティーの先を探し求めて」第5話 〜復旧再開された大船渡の水産加工会社代表のお話〜

2日目は仙台市内から大船渡まで再び戻って来た形になりました。
結局、他の被災地には立ち寄れず午後3時半ごろに大船渡に着きました。

大船渡は2年前の3月11日の震災発生時間に、大阪僧侶の有志と海に向かってお題目を唱えた場所としても思い入れがあります。今回は2012年の秋に妻と訪れて以来の訪問となりました。

また昨年夏、大阪市日蓮宗社会教化事業協会の研修会で講師としてお招きした浦島商店取締役代表、浦島健氏の会社が大船渡市、それも前回も宿にした大船渡プラザホテルのすぐ近くにあったのです。

せっかくのご縁なので、連絡を取らせていただき再会しました。
当商店は、大船渡の地で代々続く海産物販売・水産加工会社。津波で、工場と事務所が全壊、ご自宅も一階部分が浸水し被災されました。
そういった過酷な状況から立ち上がられ、2012年に復旧し営業を再開されました。

その日は、お忙しい中貴重なお話を伺いました。
前に向いては進まれている中でも、一進一退の苦しい胸の内も語られました。

また3年が過ぎた今の現状、そして関西の方々に向けてのビデオメッセージも頂けました。
チャリティーライブイベントで当日に公開させて頂きます。

その前に知って頂きたいお話をシェアさせて頂きます。

◎一般の方にも来てもらって現状を見てもらうことが大事。
◎関西から西の食品への風評被害は以前ほどなくなってきているのを感じる。
◎報道は極端で蠢いている部分が伝え切れていない。
◎行政からの補助金が必要なのに打ち切られる現状がある。
◎3年過ぎると、仮設生活者も冷静に考えられるようになり、元いた場所に戻れないのか?元いた場所に建てられないのかという要望が出てくる。
◎造成するための土地を作るには山を削らないといけないが、地主さんが分からなくなっている。調査に時間が割かれる。
◎防潮堤に大金を費やすよりも避難経路を作るのが先決ではないか?

メッセージの中で特に心に響いたお言葉があります。それは‥
「風化を防ぐためにはやはり人から人へ伝えていくこと」
大事なことだと思います。


つづく