棚経そして初盆法要が無事に‥

今年の棚経も途中で葬儀が入り、日程変更がありましたが昨日で無事に終わりました。有難う御座いました。

 

そして本日、初盆施餓鬼法要を当山でさせて頂きました。初盆の方のご遺族、ご家族がお揃いで参列され、お焼香をして頂き厳粛な中での法要となりました。

初盆は新盆とも言われ、亡き方の満中陰が終わって初めて迎えるお盆で、特に丁重にご供養することが大切です。

 

お釈迦様のお弟子の目連尊者が餓鬼道に堕ちたお母さんを救い出せたのは、布施供養のみならず、『法華経』を信じお題目を唱えもたらされる成仏の功徳によるものでした。その大きな功徳は、自分自身だけでなく父母、夫妻、我が子、上七代、下七代に至るまで無量の人々へ及ぶほど甚大であると日蓮聖人は『盂蘭盆御書』でご教示されています。

 

尚、20日は当山で午後2時より盂蘭盆施餓鬼法要があります。もう一踏ん張り‼︎

 

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被災者サポートセミナー開催!

7月21日、大阪市谷町の大阪府社会福祉会館で、日蓮宗大阪市社会教化事業協会主催の研修会として「被災者サポートセミナー」〜希望へ〜があり、各地より僧俗合わせて50名以上もの方にご出席頂きました。

 

講師はNPO法人よろず相談室理事長の牧秀一先生です。先生は、阪神淡路大震災で被災されましたが、直後からボランティア活動をされ、最近では東日本大震災の被災地にも訪れ、現在も様々な活動を続けておられます。本も執筆、メディアにも登場され訴えかけておられます。

 

当日は、被災地の現状や被災者の苦悩、ボランティア活動の実態や私たちにできる支援のあり方に関してお話をして頂きました。

大切だと思われた内容をシェアさせて頂きます。

 


◎現状の認識
▼震災など災害で亡くなられた方々は、それぞれの大切な人生が奪われたことを考えなければならない。それは災害の規模で決められるものではない。

 

◎支援のあり方
阪神大震災の後、当初は何をして良いのか分からなかったが、先生という立場上、避難されている方々の話が聴けることを知る。

 ▼新聞の記事を切り抜いて被災者に届けたりして、日々被災者のもとを訪れ、お会いすることで、信頼関係が築かれて行った。
東日本大震災の被災地へ震災当初訪れた時、何も出来ないと思った。
だが、手作りのクリスマスカードを現地の子供たちに送ったことがきっかけで、文通が始まった。


◎避難生活での問題
▼避難所等において被災者同士の差別が現地であった。

▼高齢者や障がい者など自力での避難が通常の人より困難な災害弱者にとって、命が助かっても、避難所での生活や、その行く末の仮設住宅、復興住宅での生活でも困難な現状がある。

▼避難所でのトイレの問題は未だに未解決。

▼他者に迷惑をかけない為に車内泊をされている方も実際多くいた(熊本地震など)

 

◎被災高齢者問題
▼家族、家だけでなく写真などの思い出の品さえも失われる喪失感。

▼復興住宅では知人や身内も少なく孤独である。

▼生きてることへの恐怖心が増す。

▼自殺者、孤独死が多い。

▼被災後慣れ親しんだ地域からの移動、強制転居など。

仮設住宅は抽選で決まる為、あちこちの地域から集まる。

▼お隣さんとの会話がない。孤独死していても発見されないこともあった。

 

◎震災障がい者問題
▼突然障がい者になる現実。

▼災害見舞金は一級障がい者以外はもらえなかったり、もらえても僅か‥

▼自殺を考えた=4割、生き甲斐を失った=7割、公的支援に不満=8割 (以上、阪神大震災後5年目で)

 

◎訪問活動の意義
▼専門家に頼るのは最後の砦、資格がなくても誰もが出来る。

▼そばにいることが大切、1人ではないと感じてもらう。

▼(被災者に)楽しい思い出作りをしてもらう!

▼(被災者が)無理し過ぎないこと!

▼(被災者で)同じ悩みを持つ同士の集いを持つように!

 

◎訪問だけが全てではない
▼手紙、カードを送る。電話をかける。

▼忘れないでいること。

 

以上、「人は人によってのみ救われる」ということを学ばせて頂いた研修会となりました。今後の活動に活かして行くことが大切です。


研修会終了後には、天満橋へ移動し講師先生を囲んで懇親会があり、そこでもお酒を酌み交わしながら意見交換をさせて頂きました。

 

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ニュージーランドレストランでのワイン会に参加!

昨日は宝塚のニュージーランドレストランで開催されたキウイサロンのイベントに久々に参加しました。

https://www.facebook.com/pages/キウイハウス/179071908912204 

 

今回はニュージーランドからブラックエステートの方が来日されてのワイン会でした。

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2003年、私はニュージーランドオークランドに日本語アシスタント教師として短期間滞在していた経験もあり、お寺で開催の英会話サークルに参加されていた仲間にキウイハウスさんを紹介してもらったのが約7年前でした。

 

ニュージーランド好きが集う当店には、ラグビー好きやワイン好きも集まるのも自然な成り行きか。

 

昨日は美味しいワインと伝統的な料理を堪能しながら、久しぶりにキウイハウスファミリー達と楽しい時間が過ごせました。

ブラックエステートの方ともお話でき、久々に英語を話し良い刺激になりました!

磯長 叡福寺での立教開宗会 大法要に出仕

4月29日は、大阪府南河内郡太子町にある磯長 叡福寺で大阪宗務所主催、立教開宗会の大法要があり出仕させて頂きました。

 

日蓮聖人は建長5年4月28日に、千葉県にある日蓮宗大本山である清澄寺の旭ヶ森に登り、旭日に向かって初めてお題目を唱え、教えを打ち立てられ、法華経弘通の誓いをされました。

 

叡福寺は日蓮聖人が参籠された地であり、法華経に傾倒された聖徳太子ゆかりの寺院として御廟(お墓)があり守られています。

 

日蓮宗管長ご名代として大阪市の松井宗務所長 御導師のもと、管内から多くの教師と檀信徒が集い、法要が厳かに執り行われました。

 

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「花まつり」と「お茶会」

週末、お寺で「花まつり」の行事を勤めさせて頂きました。花まつりは、お釈迦様のお誕生日をお祝いし、報恩感謝を捧げる法要を行います。花まつりの他に灌仏会仏生会釈尊降誕会という言うこともあります。

 

なぜ「花まつり」なのかと申しますと、お釈迦様のお誕生日とされる4月8日が桜の季節であることよりも、お釈迦様がお生まれになった場所が、色とりどりの花が咲き誇るルンビニ園だったことに由来しているようです。花まつりの行事では、花御堂をしつらえて仏像をおまつりします。

 

また、当山では今年初めて可愛いお釈迦様のイラストが入ったのぼりを立てました。

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来て頂いた参拝者には、仏像の上から甘茶をそそいで頂きます。それにも理由があって、お釈迦様がお生まれになった時、龍王が天から甘露の雨をお釈迦様の周りに降らせて、産湯の代わりとなったという言い伝えがあります。

 

当日は法要の後、お釈迦様の出生にまつわる法話をさせて頂きました。

 

また、合わせてその日はお寺で煎茶のお茶会が開催されまして、着物の姿の女性が沢山いらっしゃいました。

私も美味しいお茶を頂き、沢山の美女に囲まれ写真まで撮らせて頂きました。

住職をしていて良かった(笑)

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石井光太著『遺体 : 震災、津波の果てに』を読んで

東日本大震災からちょうど2年後に『遺体 : 明日への十日間』という映画を観たが、原作は初めて読んだ。

舞台は岩手県釜石市。遺体安置所の関係者など多くの証言から筆者の視点で構成された渾身のルポルタージュは、震災発生から約3週間の壮絶な惨状が描かれている。

 

因みに拙僧は、震災から一年後に有志として釜石市を訪れ、日蓮宗仙寿院様での多くのご遺族参列の元、一周忌法要に出仕させて頂いただけに、感慨深く涙が溢れ出た。

 

6年前、津波によって破壊されたあの現場で、次々に増えていくご遺体を目の前にして、それぞれの持ち場で役割を担い全うされていた方々がいた。駆けずり回った自衛隊海上保安官消防団員、医師、歯科医、歯科助手、葬儀社、市職員、民生委員、僧侶といった方々の尽力があったことを忘れてはいけない。

 

そんな中で、ご遺体をご家族の元へお返ししたい、供養をしてあげたい、何とかしてあげたいという気持ちが本書から伝わる。特に優しく向き合っておられた民政委員で元葬儀社社員の千葉さん(映画では西田敏行が演じる)と仙寿院住職の芝崎さんのお二人が印象に残る。


最後に生きたいと願いながらも亡くなっていた方々、必死で救おうとしたが叶わなかった命があったことを何年たっても忘れてはならないと改めて思う。

原作も映画 もどちらも心打たれる作品になっている。

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映画↘️ 

https://youtu.be/6NrrCsbrpJQ

東日本大地震七回忌 〜6年目の想い〜

東日本大震災から6年目の祥月命日、仏事としては七回忌という大切な忌日である。

一周忌は、映画にもなった石井光太さんの『遺体』にも登場する岩手県釜石市の仙寿院様で行われた一周忌法要に出仕させて頂いた。

三回忌は日蓮宗大阪市社会教化事業協会主催で石巻市法音寺様、大川小学校などで慰霊供養を行い、陸前高田市立図書館にも訪れた。

今回は離れた大阪の自坊で法要、祈りを込めることとなった。現地に行けずに申し訳ない気持ちもあるが、たとえ1人であっても何らかの形で慰霊法要を行い祈りを捧げたかった。

昨夜は遅くまで、想いのこもった回向文の作成に取りかかり、その内容を分かりやすく現代語訳にしたものを実際に声に出し、祈りの気持ちを精一杯お伝えした。

以下は現代語訳である。

 

東日本大震災 七回忌の祈り」

 

心より御宝前・仏祖三宝の御前において「法華経」を読誦させて戴き「御題目」をお唱えさせて戴きました。この功徳を、平成二十三年三月十一日に発生した東日本大震災で亡くなられた殉難物故者一切の諸霊に、めぐらし手向け、本日卒塔婆を建てて、七回忌の法要を行い、追善供養をさせて戴きました。

 

あの日、東北地方太平洋沖で発生した未曽有の大震災は、東日本の大地を揺るがし、大津波となって三陸沿岸部を襲いました。
その津波は人々を飲み込み、建造物を破壊し、沿岸部の町や市街地は悉く壊滅状態となりました。

 

そればかりか、東京電力福島第一原発に重大事故が勃発し、放射能漏れが起こりました。
これらはまさに、未曽有の国難とも言われます。

 

多くの尊き命が失われがました。また未だ行方の分からない方もいらっしゃいます。
愛する人を亡くされた悲しみは計り知れません。

 

今ここに、亡くなられた方々の御霊を想い「法華経」の読誦、お題目の功徳によって、速やかに霊山浄土へ導かれることをお祈り致します。

 

お釈迦様は「法華経」で次のように説かれております。
「今人々が悩み苦しんでいる三界の世界は、すべて仏陀である私のものである。その中に住む生きとし生けるものは、すべて私の子供達である。しかもこの世界は、様々な困難や苦しみが待ち構えている。その中で、仏陀である私一人だけが、救いを示し、護っているのである」

 

苦しみから離れる教えこそが「妙法蓮華経」の法門であります。「法華経」の一文一句を聞いて、感動してこぼれ落ちるひとしずくの涙…。その功徳によって、迷いと苦しみから離れ、必ず仏となるのです。

 

被災された方々にとって、安心と明るい未来が訪れ、更に被災地が住民の希望に添える形で早期に復興しますようお祈り致します。
天の覆う限り、地上が続く限りのすべての地に、悉く平和と安穏が訪れ、人々が安心して暮せますように。 

 

仏様は、常に私たちのことを心から思い続けて下さっているのです。どのようにしたら、全ての人々をこの上ない仏道に導き入れ、速かに仏の身を成就させることができるであろうかと。合掌