星祭りと妙見さん

2月4日は、当山で星祭りの行事があり、寒さ厳しい中を多くの檀信徒方々が参詣されました。

星祭りは、節分を中心に各寺院で行われますが、一年の無事を祈る法会で星供養会とも言われます。

 

元々は中国の道教で難を払う祭儀で、平安時代真言密教を中心にお寺でも行われるようになりました。また宮中の行事にも取り入れられていたそうです。

 

星祭りでの祈りの対象ですが、関西中心に妙見さんと親しまれている妙見菩薩が祀られることが多いようです。しかしご本尊、ご本仏が中心にあっての妙見菩薩であることをお知りおきください。

 

妙見菩薩は、北極星、北斗七星が 神格化され、北辰妙見菩薩妙見尊星王とも呼ばれる天界の善神で、海上守護や武運長久など、様々な守護神として広く崇拝されてきました。

 

また眼病平癒の神として有名な理由は、「妙見」とは妙なる見識、見極める力であり、優れた視力に加え、善悪や真理を見通す能力が備わっているからであります。参拝者の信心の浅い深いも、妙見さんはすぐに見通されることでしょう!

 

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先代住職の遷化から丸3年

早いもので先代住職が遷化して今日で丸3年の祥月命日、お逮夜の昨夜は、法縁講があり、会員のお寺さんが集い丁重なるご読経、ご回向、お焼香を賜りました。有難い限りです。

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後席は150年続く八尾老舗の料亭「山徳」さんに移動して、献杯、食事を美味しく頂きました。

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 遷化の遷とは移動する、移る、離れて別の場所に移動するという意味。娑婆世界における教化を終えて、他の国土世界で教化をすることが遷化です。

よって僧侶に対しては、亡くなってもご冥福は祈らないのです。安らかに眠っている暇はありませんからね。

 

先代も今頃は、他の世界で布教し、救済活動をしておられらことでしょう。

大東市でミュージカル『ブッダ』を鑑賞!

28日は、大東市立文化ホールでミュージカル『ブッタ』を鑑賞しました。会場は沢山のオーディエンスで溢れていました。 

 

『ブッタ』とは手塚治虫さんの名作で、仏教の開祖お釈迦様の人生、お釈迦様を取り巻く人々が描かれています。

 

日本の民族民芸を中心に、秋田県を本拠地に活動し、各地で公演されている劇団、わらび座による、感動あり学びありのミュージカルでした。

 

ブッダとは目覚めた人、真理を悟った人という意味であります。釈迦国の王子として生まれ、お城で何不自由のない生活を営むが「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を抱え出家したことは、この上ない大きな一大事でした。

 

「復讐は憎しみを増すだけ!」印象的で大変意味深い言葉でした。人類が現代に至るまで幾多と繰り返された破壊、暴力、戦争、テロはまさに復讐、憎しみから生み出されたものでした。

人間の生き方、生きる意味を改めて考えさせられた貴重なミュージカルでした。

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3年ぶりに開催した初講&新年会

今日はお寺で初講と新年会がありました。

一昨年、昨年と喪中の為に、2年間中止にしていましたので、3年ぶりの開催となりました。

 

本堂では、世界平和と檀信徒参詣者の年中安泰の祈願と、元総代さんの17回忌の祥月命日が明後日でしたので、ご回向もさせて頂きました。

元総代さんは、いつもお寺のことを思い長きに亘り尽力下さった方で、四年前には奥様、昨年は娘さんが亡くなられたこともあり、お寺で卒塔婆を建て、初講参加の皆様にもお焼香して頂きました。

 

講とは同じ信仰を持つ人々の集まり、お経を講じる法会、儀式のことであります。歴史を紐解くと、平安時代に仏典を読み研鑽する僧の集団や仏事を指して、講と呼ばれていたようです。初講とは年が明けて初めてのお講であります。

 

初講の後は、檀信徒会館で新年会をさせて頂きました。今年はかつて行っていた福引きを久々に復活!住職とジャンケンをして勝った人から、クジを引けるという進め方は、中々盛り上がりました。

老若男女が集い、楽しんでもらえる活気のあるお寺にして行きたいと改めて思いました!

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謹賀新年 平成30年 戊戌

新年明けましておめでとうございます。

健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は色々お世話になり有難うございました。

本年もよろしくお願い致します。

 

第三十世住職として早や2年が過ぎました。年中行事もそれぞれ二回以上は経験し、全てにおいて大分慣れて来ました。しかし初心は忘れずに精進して参りたいと思います。

 

平成30年の干支は戊戌【つちのえいぬ】に当たります。干支とは十干と十二支の組み合わせからなるもので60年で一廻りします。干支が一巡することで、元の暦に還ることで還暦となります。

 

干支にはそれぞれ意味がありまして、今年に当たる戊は土の兄と書き、最も強い土という意味があります。茂にも通じ、盛んなることを意味し、植物の成長が絶頂期でもあるようです。

 

一方、戌は断ち切ると言う意味があり、枯死した草木を刈り取ることを表しています。

また動物の犬としては、人間に最も身近であり、ペットとして癒しを与え、時には守護し身代わりとなる存在ともなります。

こだわり、執着や悪縁を捨てることで、良き出会いを引き寄せ、新たな成長が期待できることでしょう。

人生の芽を出させ、花を咲かせる為には、大地のような強い心と穏やかな心の状態が両方大事となってきます。

1人1人が執着を断ち切り、穏やかな心に満ち溢れることで、争いや憎しみのない世の中となることを願っています。

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棚経そして初盆法要が無事に‥

今年の棚経も途中で葬儀が入り、日程変更がありましたが昨日で無事に終わりました。有難う御座いました。

 

そして本日、初盆施餓鬼法要を当山でさせて頂きました。初盆の方のご遺族、ご家族がお揃いで参列され、お焼香をして頂き厳粛な中での法要となりました。

初盆は新盆とも言われ、亡き方の満中陰が終わって初めて迎えるお盆で、特に丁重にご供養することが大切です。

 

お釈迦様のお弟子の目連尊者が餓鬼道に堕ちたお母さんを救い出せたのは、布施供養のみならず、『法華経』を信じお題目を唱えもたらされる成仏の功徳によるものでした。その大きな功徳は、自分自身だけでなく父母、夫妻、我が子、上七代、下七代に至るまで無量の人々へ及ぶほど甚大であると日蓮聖人は『盂蘭盆御書』でご教示されています。

 

尚、20日は当山で午後2時より盂蘭盆施餓鬼法要があります。もう一踏ん張り‼︎

 

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被災者サポートセミナー開催!

7月21日、大阪市谷町の大阪府社会福祉会館で、日蓮宗大阪市社会教化事業協会主催の研修会として「被災者サポートセミナー」〜希望へ〜があり、各地より僧俗合わせて50名以上もの方にご出席頂きました。

 

講師はNPO法人よろず相談室理事長の牧秀一先生です。先生は、阪神淡路大震災で被災されましたが、直後からボランティア活動をされ、最近では東日本大震災の被災地にも訪れ、現在も様々な活動を続けておられます。本も執筆、メディアにも登場され訴えかけておられます。

 

当日は、被災地の現状や被災者の苦悩、ボランティア活動の実態や私たちにできる支援のあり方に関してお話をして頂きました。

大切だと思われた内容をシェアさせて頂きます。

 


◎現状の認識
▼震災など災害で亡くなられた方々は、それぞれの大切な人生が奪われたことを考えなければならない。それは災害の規模で決められるものではない。

 

◎支援のあり方
阪神大震災の後、当初は何をして良いのか分からなかったが、先生という立場上、避難されている方々の話が聴けることを知る。

 ▼新聞の記事を切り抜いて被災者に届けたりして、日々被災者のもとを訪れ、お会いすることで、信頼関係が築かれて行った。
東日本大震災の被災地へ震災当初訪れた時、何も出来ないと思った。
だが、手作りのクリスマスカードを現地の子供たちに送ったことがきっかけで、文通が始まった。


◎避難生活での問題
▼避難所等において被災者同士の差別が現地であった。

▼高齢者や障がい者など自力での避難が通常の人より困難な災害弱者にとって、命が助かっても、避難所での生活や、その行く末の仮設住宅、復興住宅での生活でも困難な現状がある。

▼避難所でのトイレの問題は未だに未解決。

▼他者に迷惑をかけない為に車内泊をされている方も実際多くいた(熊本地震など)

 

◎被災高齢者問題
▼家族、家だけでなく写真などの思い出の品さえも失われる喪失感。

▼復興住宅では知人や身内も少なく孤独である。

▼生きてることへの恐怖心が増す。

▼自殺者、孤独死が多い。

▼被災後慣れ親しんだ地域からの移動、強制転居など。

仮設住宅は抽選で決まる為、あちこちの地域から集まる。

▼お隣さんとの会話がない。孤独死していても発見されないこともあった。

 

◎震災障がい者問題
▼突然障がい者になる現実。

▼災害見舞金は一級障がい者以外はもらえなかったり、もらえても僅か‥

▼自殺を考えた=4割、生き甲斐を失った=7割、公的支援に不満=8割 (以上、阪神大震災後5年目で)

 

◎訪問活動の意義
▼専門家に頼るのは最後の砦、資格がなくても誰もが出来る。

▼そばにいることが大切、1人ではないと感じてもらう。

▼(被災者に)楽しい思い出作りをしてもらう!

▼(被災者が)無理し過ぎないこと!

▼(被災者で)同じ悩みを持つ同士の集いを持つように!

 

◎訪問だけが全てではない
▼手紙、カードを送る。電話をかける。

▼忘れないでいること。

 

以上、「人は人によってのみ救われる」ということを学ばせて頂いた研修会となりました。今後の活動に活かして行くことが大切です。


研修会終了後には、天満橋へ移動し講師先生を囲んで懇親会があり、そこでもお酒を酌み交わしながら意見交換をさせて頂きました。

 

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